天狗原の模型作り

プラモ作りを楽しく

スペイファントムを作りました。

セガワの1/48FGファントム、 MkⅠロイヤルネイビーです。f:id:y3ten:20200813192501j:plain

スペイファントムと言うのはロールスロイス社製のエンジン、スペイエンジンを搭載しているからそう呼ばれるのだそうで、戦闘機を採用するにあたりイギリス製の部品をあるパーセント以上使わないとまずかったみたいです。

他の型のファントムより胴体が太いらしいですが、私、ファントムを作るのは初めてなので今の所、比べる事ができません。

以上、世界の傑作機を読んでの情報です。

説明書に従い、コックピットから作り始めました。
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他の型のキットと共通部分があるのか、パーツがピッタリ合わなかったり、説明書がちゃんとしてなくて組立に迷う部分も有りました。

合いの悪い所を修理するのが昔のキット作りの醍醐味!と言うことで、ギュー~っとの力技もいとわずです。

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プラ板を細切りにした物をランナー延ばしの要領で細く延ばして、その中で具合の良い物で隙間を埋める手法も使いました。強度も有り、上反角の調整もしやすかったです。

ロイヤルネービーのファントムは狭い英国空母からの発艦のため、前脚がグイーンと伸びます。キットもその状態に出来る仕様なのですが、その場合、飛び出す直前ですからパイロットが乗って風防は閉じた状態でしょうけど、キット付属のパイロットは不要部品で、つまりパイロットは付いておらず、素組ではその状態に出来ないので困りました。しかし、せっかくのスペイファントム、足を伸ばしたいし、まあ、柔らかく考え、前脚伸ばしのキャノピィーオープンにすることにしました。

なので、内部に少しだけ手を加える事にしました。

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あくまで少しだけのディティールアップ。苦労してのパイピング、マスキングテープのシートベルト。

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参考にしたのは世界の傑作機や温存してあったモデルアート紙。

 

塗装はとりあえず下面から。大きなデカールがひかえてます。

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上面塗装に入る前に前面の風防を付けました。その時取り付けた照準器は形状に疑問がありましたが詳しい資料が手元になかったのでので想像力をもってディテールアップしました。

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デカールの赤を発色よくするため白下地塗装をしました。そのためにマスキングテープをデカールごとカットしました。白塗装をしてその上に貼ります。そして、いよいよ上面色の塗装です。

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上面色はオリジナルに混色しました。青にオレンジでほぼ近い色になりました(Mrカラー使用)。参考にしたのは傑作機の退役間近のアークロイヤル艦載の機体の色です。

排気口当たりは無塗装。銀塗装をしたのち、タッチアップにこすって艶を出すメタルカラーを試しました。このタイプの塗料は、こすると落ちてしまう弱点が有るものの、いい感じの金属感が相変わらず出ました。

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プラ板でバックミラーを自作しました。しかし、小さくてうまく出来ませんでした。

同様に開閉用と思われるフックも作りました。

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透明パーツ、接着には気を使いましたが、プラモデル用の普通のセメントでなんとか着きました。

自作のバックミラーはちょっとやぼったいです。こんなことになってしまったのは、良く分かる写真が手元の資料に有ったからですっ。

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プレッシャーだったデカール張り、人気の、女王陛下の007、をチョイスして一気にやりました。甲斐あり一気にカッコよくなって、クリヤーコートで最後の味付けをして、完成です!!

~~と言ってもデカール張りには、紆余曲折ありました。

つまり、やっと完成です!!

 

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久々の1/48ジェット機ですが、なんとかうまくいきました。こうなると、めでたくなって、次も作りたくなります。

また、発艦時のワイヤーロープを張った所のジオラマ、正しくボックスアートの様な迫力ある情景作品も頭をかすめますが、またいずれの決心で。

(年末は映画のトップガンジェット機が盛り上がるでしょうか)