Ta152の新しいキットが発売されるなか君臨する?レベルの1/72Ta152のキット、その中身を確かめたい気持ちになって、つまりは作ります、とあいなりました。レベルは高品質のキットを次々とリリースする一方、金型を大事にするメーカーでもあります。1/72Ta152は見事に後者の方でありました。古き友人から聞いた話、フロッグの60年も前のキット。ということで感無量。

1/72Ta152-H1です。
触手がTa152に向いた理由はいくつかありますが、アオシマの1/72Ta152-H0のボックスアートに前作のSd.Kfz.7/1ハーフトラック対空砲が並んで描かれてていたことが有ります。飛行場の防空にTa152は使われていたとのことですから、箱絵のようにTa152とハーフトラックを並べてもおもしろいかと思いました。


レベル1/72Ta152は、さすがというべき、十分に古さを感じさせるなかなかのキット。でもアウトラインはとても特徴をつかんでいるように思いました。なのでここはひとつディテールアップに興じてみることに・・・( ^ω^)
まず、機首先端のラジエターパーツを修正することにしました。古い時代、カウリングはどうしても金型の関係でしょうか、再現が難しかったようです。
写真や資料が少ない機体です。昔は今よりもっと不確かだったと思います。なので、キットはおおらかで、ならば、気楽にやれます。Fw190-D9の資料を参考にしたりしました。

円形なのでドリルにかましてグルグル削りました。パーツが分厚い分やりやすかったです。

スピナー部品も少しおかしい形をしてます。

プラバンとパテで根元あたりの径を大きくし、整形しました。

プロペラは湾曲の仕方がどう見ても逆のよう。プラバンを貼ってパテ盛り整形。でもブレードの外形自体はかなりいい感じ。


カウルフラップは薄くするといい感じに。
コクピット前、機首上部のふくらみが有りませんでした。写真資料をよく見て整形。

排気管がポコポコだけだったので、どうするか考えた結果、のこぎりで切り離し、パイプ感が出るように少しけずってから付け直しました。


素材が柔らかく、工作はやりやすいです。

コックピットは座席とヘッドレスト半分、操縦桿だけなので、計器盤とか側面の機器をそれらしく加えました。でも、見えなくなるのでいい加減でも・・・

同様に脚収納部のがらんどうを適当に埋めました。Fw190-D9などのを参考に・・・


モータキャノン、30mm砲を真鍮パイプで作りました。かっこいいー( ^ω^)!!

翼端が薄すぎます。どうするか悩みましたが、実行!!プラバン0.3mmとパテにて整形。これにて凸モールドのパネルラインは消えてしまい、ラインを掘り直すことになりました。出来るだけ手を加えず作るつもりでしたが、もうかなり来てしまいました。

どうせならかっこよくしたい訳で、タイヤの厚みを増やしました。実物寸法は分かりませんでしたが、3mmほどに。プラバンをハンバーガーの肉のようにして厚くしました。

ここで、友人から差し入れ!アオシマTa152のキャノピーです。二つ付いていたあまりを一つくれました。この友人がアオシマのとてもよく出来たキットを完成させたことも、私の今回の暴挙に至る理由の一つで有ります。が、しかし、そのキャノピー、フィットすることはまずないと思いました。が、しかし、・・・

勇気をもってスライド部をカットしたのですが、本当にぴったりでした。95%以上?はピッタリ!

普通有りえないと思うのですが・・・びっくり!おかげさまでオリジナルの分厚いキャノピーパーツだと頭がつかえて高い位置に座らせられないパイロットをいい位置に上げることができました。

気合が入ってきました。ベッドレスト後部とパイロット酸素マスクのホースなどを追加。高高度マシーンですから、酸素マスクは似合います。大昔のパイロットも塗装すればなかなか見られます。

ここまで来たら、そのまま組むつもりだった脚支柱を自作することに。


脚カバーと一体だった支柱を切り離し(記念品にして保存)、自作支柱は1.5mm真鍮線でほぼいい感じ。オレオとカバー取り付けビスを伸ばしランナーなどで表現。1/72では私はあまりしないのですがブレーキパイプを、加工部分のぼろ隠しを兼ねて追加。ホイルも点々とモールドして案外の効果あり!です。

Ta152、写真が少ないのに、どうしてこんなところのパネルラインが分かったのか不思議ですが、取説と傑作機の図面がほぼ同じなので、参考にすることにして、主翼下面中央部当たりの複雑なスジボリも決行しました。


増槽取り付け部やモーターキャノン薬きょう排出口など、何もない状態でしたが、ぐっと良くなりました。所々リベットルーラーも使いました。
尾輪はよく出来ていました。長穴を掘って取り付けました。
仮組して比べたところ、写真から起こしたと思うアオシマの箱絵ともそんしょくなくアウトラインが決まっています。いいキットです。

いよいよ塗装!
ここで悩んだのはブラウンバイオレットなる色。クレオス塗料やカラーチャートだと濃い緑系の茶?。イメージと違う。どうしたものかと・・・
ブラウンバイオレット!!試しにブラウン(マホガニー)とパープルを混ぜたらそれらしい色に・・・いいや、これで行こう!ということにしました。


ちょっと明る過ぎかな?翼のグリーンはドイツ空軍RLM82ライトグリーンでクレオスのをそのまま塗りました。バランス的にはまあま良いと思いますが・・・
デカールはなかなか高品質、精密なものが付いていました。(メイドインイタリー)
識別の帯はあえて塗装にしましたが・・・

完成!

この異様感漂うスタイル( ^ω^)・・・
機首のパネルラインで仕切られるダークグリン塗装も取説に従いましたが、敗戦近づく時期のどさくさ感が出ていてるようでこの飛行機の魅力に合っているように思います。




